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日韓交流エコアート特別シンポジウム [鑑賞]

2/27(土)、山梨県立美術館で行われたシンポジウムにでかけました。
「浅川巧の眼と心」と題して、イ・サンジンさん(韓国ソウル生まれ。山梨英和大学人間文化学部人間学科・助教)の40分間の講演は、知らない事がこんなにあるのだと、強いカルチュアショックでした。

浅川巧(1891〜1931)には、7つ違いの兄・伯教(1884〜1964)がいます。
浅川兄弟は、山梨県北杜市高根町で生まれ、俳句・茶道・陶芸などに造詣の深かった祖父の慈愛を受けて育ったそうです。
兄・伯教が、朝鮮の美術工芸に魅了され家族ぐるみで朝鮮に渡ったので、弟・巧も後を慕って渡ります。兄は、小学校の教員に、弟は、朝鮮総督府山林課に勤務しました。
日本の植民地統治下にありながら、朝鮮の人々を愛し、愛された兄弟の人柄が伝わってきました。

40歳で韓国の土となった、弟・巧の墓碑には、『韓国の山と民芸を愛し、韓国人の心のなかに生きた日本人、ここ韓国の土となる』と、韓国語で刻まれているそうです。

国境を超えた文化交流の意義を、あらためて痛感させられた一日でした。
帰宅してから、インターネットで検索してみると、1994年に本が出版されていて、現在は、北杜市で映画化が進められている事を知りました。

多くの皆様に知って頂きたいとおもいます。
北杜市のホームページを開いてみて下さい.
又、浅川伯教・巧兄弟資料館(http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/hokuto_wdm/html/asakawa_br/)にも、足を運んでみて下さい。
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