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田麦山小学校・閉校式

2004年の中越地震によって全国に名を知られることになった田麦山小学校の閉校式に参列した。
134年の歴史を持つ田麦山小学校も、地震によるふるさと離れもあり、4月のこの地区での新1年生は3名しかいない。少子化の時代でもあり、苦渋の選択だったと各メディアが報じていた。
田麦山小学校の子供達とは震災前から、金子みすゞの詩を共に語ることで交流を深めて来た。
壇上に並んだ在校生28名ひとり一人による”お別れのことば”は、参列した300名余りの人々の心に届いていた。地区民、卒業生、全国からかけつけた中越地震ボランティアの有志の前で、創立130周年記念創作曲「はるかなる ふるさと 田麦山」を歌ってくれた時は、いろんな場面が思い起されて胸がつまった。
自分の生き方に大きな影響を与えた小学校時代を思い出した。いつしか、目の前の子供達と等身大になった私は、ドキドキと高鳴る鼓動に、心の声に耳を傾けていた。
『はばたいて!!』

閉校後は公民館、コミニティー施設としての活用を模索中とのことだ。
過疎化と高齢化の中で、どういう風に田麦山地区に緬々と続いて来た文化を継承して行くかが、大人達の責務なのだろうか。
私も語りを通して、深く、濃く繋がって来た田麦山でのご縁ある人々と何か担って行きたいと思う。
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