SSブログ

『大漁』 [メディア]

5/31(月)NHK「クローズアップ現代」は、とても<今>の私に安堵感を与える番組でした。

風の画家・中島潔''いのち''を描く 〜童画でつづる30年史より〜

京都・清水寺のふすま絵『大漁』を描き上げるまでの、画家の心の軌跡に、とても、とても大きな安堵感を持ちました。
『大漁』は、金子みすゞの詩をモチーフにしてふすま4枚に描かれています。

  「朝焼小焼だ 
   大漁だ 
   大羽鰮の 
   大漁だ。  

   濱は祭りの
   やうだけど 
   海のなかでは 
   何萬の 
   鰮のとむらい 
   するだろう。」     金子みすゞ全集より

金子みすゞに出会って、4、5回目(チョット不確か?)になる今回の『大漁』は、今までの暗い絵から解き放たれていた。
いわし1匹、1匹に輝く命を与え、大群の先頭のいわし(やさしい目を描き込んだ)は、亡き母。  そのいわしに真っ正面から向き合っている少女(作者自身)。
このふすま絵を描き上げる事で、ようやく、母に対して、絵を描き続けられた感謝を言えたそうです。
そして、、、ポツリと「仏さまの世界だと思います、、、、。」

常に漂っていた、暗い反逆の絵から、解き放たれて、明るい仏の世界に、みすゞが導いてくれたのでしょう、、、。
かって、中島氏のみすゞ展を観た時のチョット居心地の悪かった時を思い起こしましたが、、。

何故か、ホッとし、嬉しかった!!

他人に刃を向けるエネルギーを、自分の内なるエネルギーに、、、。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

草野天平展20周年記念公演 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。