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『ブラインドの視界』 [公演]

12/5、劇場MOMO(中野駅南口より徒歩5分)で安保廣信追悼・独歩プロデュース公演に足を運んだ。2007年3月に天に召された孤高の劇作家の作品の40年振りの再演である。安保廣信さんは妻・淑子さんと33年間、水道橋駅近くで、コーヒースペース「しろとくろと」のマスターとママとして、演劇・文学・音楽活動を志す人々にエールを送り続け、ライブスペースとして様々な展開もしてくださった。
マスターとママとの巡り逢いは16年前、金子みすゞを語り始めて間もない頃だった。「しろとくろと」のチャリティーに出演させて頂いたのを契機に、定期的に金子みすゞの世界のライブ公演をさせていただくようになった。今、語り続けていられるのは、マスターとママの「しろとくろと」があったからだと、胸が熱くなりたまらなくなる。
昨年の安保廣信氏を偲ぶ会で、親交のとても深い麦人さんがマスターの作品を再演すると宣言!!
ずーっとその日を待っていた。
2本立てで、「月賦・」「ブラインドの視界」休憩なしで2時間ちょっとの舞台を見終わって、、、、
浮かんだ言葉が、『生きる力』。
どう生きたらいいのか、この40年前の骨太の戯曲は、必死に戦時下を生き抜き高度成長の日本へ向かおうとしている人々の葛藤が、登場人物によって実に凝縮して語られていた。

世界同時的に不安感に包まれている『今』、人生論的なものや、哲学の本がよく読まれているという。
マスターからの大きな大きな励ましのプレゼントだったんだ!!
来年に向けて自分自身の再確認となった日だった。
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