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トゥールーズ=ロートレック展 [鑑賞]

昨日、天皇誕生日という祝日に東京駅で下車。丸の内にある三菱一号館美術館に足を運んだ。年末を迎える気忙しさも、クリスマスイヴイヴを盛り上げようとするデパート商戦からも離れて、落ち着いた雰囲気の中、30分待ちの列に並んだ。

2年前に石彫家の義兄が亡くなってから、美術館や画廊に出かけなくなっていた。
久し振りに視覚から飛び込んで来た作品群に、怠けていた脳の回路が動き出した。

36才という若さで夭折した芸術家・ロートレック。
全人生を 絵を描く事に捧げたロートレック。
母の愛、友人、親族に見守られ続けたから達成できた。
初期のトルソのデッサン見事さに、目を奪われた。
身近なものを、実に克明にデッサンしている。
その積み重ねで、当然のことながら、大胆に繊細に自由に、心に思うままに描けたのではないか。
痛みの解る優しさで、人々の心の襞まで描き映し出せた・ロートレック。
日本の浮世絵に魅せられた様子も、作品に現れている。
扇形の額に入った、俳画のような、墨絵のような作品に、より親近感が湧く。

デザインの斬新さは、没後110年を経ても生きている。
会場では、ロートレックが活き活き制作していた年齢と同世代のカップルが熱心に、楽しそうに鑑賞
していた。
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