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沖縄公演2 [公演]

なんとか乗り越えた、沖縄公演でした!!
3/11に東日本を襲った、大震災以来、自分に何ができるだろうかと悩み、ようやく立ち上がり、語りだせました。久しぶりに、聴いて、観てくださる皆様の前で震えました。
ウチナーグチでも、みすゞの詩を2編、語らせていただきました。
震災後、テレビで流され続けた、『こだまでしょうか』を語りかけますと、客席から、ウチナーグチでこだまのように声が返ってきました。手拍子や、笑いも起こり、舞台の私を助けてもらいました。あたたかいこころに支えられて、新たな想いを心深く刻ませてもらいました。

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2公演を終えた翌日、児童自立支援施設・沖縄県立若夏学院に、お伺いしました。
家庭で生活することが困難な、小学生、中学生が入所して共同生活しています。
午前10時半〜11時半、みすゞの詩を朗読パフォーマンスして、生徒さんたちにも声に出してもらいました。男子生徒ばかりでした(たまたま、女子は都合つかなかったようです)。語りかける私を、真っ正面で見つめる小学6年生、照れながら、斜め目線の中学3年生達、、、。
生徒さんたちに、何人かづつ、前に出てもらい、『みんなちがって、みんないい』のフレーズで有名な、『私と小鳥と鈴と』一行づつ、言葉のキャッチボールをしてもらいました。
もちろん、先生方にも全員参加していただきました。
何回か、繰り返すうちに、一人で読みたい生徒が出てきました。小学生、中学生、ひとりづつ、声に出してもらい、最後にもういちど、私の手話いり語りを聴いて、観てもらいました。

終わって、思いもかけないことが起きました!!(先生方、大人の驚き方に、私もびっくり、、、、!!)全員に予め手渡してあった、詩をコピーした紙を手にして、「サインが欲しい」と何人もの生徒がやってきたのです。
戸惑いながら、ボールペンで生徒さんの名前と私の名前をこころこめて書かせてもらいました。

衣装を着替えて、学院長室にご挨拶にうかがうと、院長先生はじめ先生方から「言葉の力ですねー!!いつもは、10分も保たない子供たちが、一時間集中していたのですから、、、、!!」と驚きの声が続きました。「前に出て、声に出すなんて、とても出来ない子供たちなんですよー!!」

私は、「ただ、あるがままの私で、生徒さんの目を見て、全身で語りかけただけなんですが、、、」と、先生方にお話ししながら、「大人が見えないバリアを張ってるのが、子供たちには敏感に伝わるのではないでしょうか?」と申し上げました。

ひとり、ひとり、見てほしい、かまってほしい、愛情を求めている子供たちに出会ってきました!!

でも、でも、私の方こそ、若夏学院の生徒さんたちから、大きなエネルギーをもらって帰りました!!
ありがとう!!
次の、語りの場い向けて、邁進します。


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