田麦山会に参加して

昨日、春二番とも言えそうな強い南風と雨の中を第53回田麦山会にでかけた。嘗ては300名の参加者があったという田麦山会も10分の1の30名と寂しかった。御徒町駅前にある、『うまい処　池田屋』で新潟のうまい酒とおいしい料理を戴きながら時間は瞬く間に過ぎていった。中越地震から5年目を迎える田麦山は、中々厳しい状況だと地元からの報告を聞いた。特に、昨年3月の田麦山小学校閉校は計り知れない痛手のようだ。元小学校を公民館として、村の活性化に役立てようと色々試みてはいるが、中々糸口が見出せないとの事だ。
中越地震を乗り越えたからこそ、田麦山の自然を残すべきだと言う地元の声が、産業廃棄物処理施設建設の誘致を断ることが出来たそうだ。
「田麦山会も還暦を迎えるまで継続できるように頑張ろう！」と来年度の幹事の方が呼びかけていらっしゃったが、70才台の人たちが多くなり、子ども世代も集いたくなる会にするアイデアはそう簡単には出てこない。
高齢化と若年層との交流の難しさがここにもあるのだなと、痛感した。